未経験からエンジニアになりたいけど、いざ応募するとなると志望動機がなかなか見つからない。
どんなことを書けばいいのかわからないという方の為
私はもともと10年近く飲食業界で働いてきてエンジニアの経験は全くない未経験の状態からエンジニアに転職をしました。
はじめはIT業界の知識も全くなくどんなエンジニアになりたいかもはっきりしていませんでした。
社会経験が飲食関係のことしかなかったのでアピールできることと言えばコミュニケーション能力と売上の管理能力くらいで、志望動機なんて何を書いていいかわからない状態でした。
しかし現在は無事に就職活動を終えて未経験から開発エンジニアとして働くことができています。
本記事では私がどのようにして志望動機を考えたのか、未経験からどういう部分をアピールして就職することができたのか、面接に挑む際の最低限つけておいた方が良い知識なども解説していきたいと思います。
企業があなたに求める3つのポイント
志望動機を考えるにはまず企業がどういう人材を求めているかを見極めることが重要です。
未経験での応募を受け付けている企業は、
多くの場合ある程度教育システムに自信があり、未経験者を一人前に育て上げる形が整っているということが考えられます。
また未経験歓迎の企業は業界全体の求人から考えるとかなり少ないので、ほかの応募者も未経験者の場合がとても多いです。
では企業側は未経験者を採用する際にどういったところに注目して採用しているのでしょうか。ここではポイントを3つ紹介したいと思います。
1、ポテンシャル
ポテンシャル採用はその人の潜在能力を見極めて採用するスタイルで、今は未経験で知識や技術が伴っていなくても数年後大きく成長しそうな人材を採用することです。
エンジニア業界はまだまだ深刻な人材不足状態なので、今はまだ技術力が無くても今後の成長を期待して採用してもらえるケースがあります。
新卒と比べても社会人としてのマナーやスキルが備わっているため企業側も採用しやすいのだと思います。
ただしポテンシャル採用は将来性を考えた採用なので、企業側も20代の若手を中心に狙ってきますので、もしあなたが30歳以上なのであれば別の部分をアピールした方が良いでしょう。
2、勉強意欲
エンジニアに一番必要ともいえる、自ら勉強しよう、学ぼうとする姿勢、勉強意欲のある人材が求められやすいです。
やはり未経験から1人前に成長してもらうには学習意欲のある人材を取った方が企業側としても辞められるリスクが低いため好まれます。
またエンジニア業界は日々技術やシステムが移り変わっていくので常に勉強し続けていく力が求められます。
3、最低限のコミュニケーション能力
エンジニアにはコミュニケーション能力は不要だと思われる場合が多いですが、実際はコミュニケーション能力も必要となってきます。
実際の現場ではプロジェクトが大きくなればなるほどチーム内や各チームどうし等で多くの人とコミュニケーションが必要になってきます。
エンジニアは一日中パソコンの前でコードをカタカタ書いているイメージが強いですが、未経験うちはわからないことがあれば先輩に質問することも必要なので、最低限のコミュニケーション能力が求められます。
未経験からのエンジニア転職を目指す!志望動機の考え方
別業界から未経験でエンジニアへの転職を考えているということは、ある程度の志望動機は定まっていると思いますが、中には将来的にフリーランスを目指していて企業側には伝え辛い志望動機を持った方もいるでしょう。
フリーランスやリモートワークという働き方の人気は高まっていますが、企業側からすると1人前になって成長したら会社を辞めてしまうのではないかという懸念があるので、そういった志望動機が企業に伝わってしまうと途端に採用されにくくなってしまいます。
スキルアップや目標がしっかりしている志望動機を伝えることで評価されやすくなります。
未経験からエンジニアへの転職で使える志望動機の一例
- 世の中の仕組みを変えられると思ったから
- 伸びている業界だから
- 手に職をつけたい
- 最先端の分野で働きたい
- 将来性のある企業で働きたい
- 時代を担うアプリやシステムを作ってみたい
- ITの力で人の役に立てるから
入社後の目標がしっかりしている人が評価される傾向にあります。
実際に履歴書欄に書く際は「仮に採用していただけた際には」のような感じで書き始めると良いと思います。
NGな志望動機
- フリーランスになりたい
- 将来リモートワークできるから
- 休みが多いから
- 給料が高いから
大丈夫だとは思いますがこういった志望動機は即アウトなので気を付けましょう。
思っていても企業に伝えてはだめですよ(´・ω・`)
未経験からエンジニアへの志望動機を書く3つのポイント
なぜその会社を選んだのかを伝える
これは転職する際すべてに言えることですが、数ある企業の中からなぜうちを選んだのか、応募しようと思ったのかということは企業が必ず気にする点です。
企業側からするとできるだけ第一志望してもらっている人材を採用したいと考えるので、その企業への熱意をどれだけ伝えられるかが勝負になってきます。
事前に企業のWEBページを隅々まで確認して他社とは違う特徴や強みを知っておきましょう。
なぜ未経験からエンジニアに転職したいのか
今まで働いてきた業界のキャリアを捨ててまで、なぜエンジニアになろうと思ったのか、IT業界に入りたいと思ったきっかけを伝えましょう。
未経験者応募の場合企業側は、研修費用などをかける必要があるので、採用者がすぐに辞めてしまわないかどうかを見極める必要があります。
どういった経緯でエンジニアになりたいと思ったのか、強い意志や具体性をアピールすることで、この人はすぐにはやめなさそう、長く働いてくれそうといったイメージを与えられます。
エンジニアに転職するために行っていること(行動)をアピールする
エンジニアへの志望動機を書く際に最も重要ともいえるポイントは、エンジニアになるために行っている勉強や行動を企業にアピールすることです。
未経験から採用する場合、どれだけ知識を持っているかよりも、これからどれだけ勉強して知識や技術をつけてくれそうかを重視されます。
エンジニアになりたいけど今は勉強をしていない人と毎日1時間でも勉強している人がいたら後者を採用したいですよね?
今どれくらいの知識を持っているかも大事ですが、どれだけ勉強する姿勢があるか、継続できるかをアピールするようにしましょう。
まとめ
転職の際の志望動機は意外と悩んでしまいがちですが、
企業がどんな人材を求めているかを想像しながら考えてみてくださいね。
未経験からエンジニアに転職する人が少しでも増えると嬉しいです(*'ω'*)